ドル・円が5カ月半ぶりに110円台回復でマツダが急反発、ディーゼルエンジンで米国市場へ挑戦
外為市場でドル・円が6月1日以来、5カ月半ぶりに110円台を回復。急ピッチで進む円安を好感し、きょうの東京市場では主力の輸出関連株が堅調。完成車メーカーではとりわけマツダ(7261)が急反発し上昇率が高い。後場に前日比67.5円(3.9%)高の1776.5円まで買われている。
マツダは17年3月期業績予想の前提となる想定為替レートについて、期初にドル・円を110円としていたため、足元でより円安が進んでいることで、業績拡大期待が一層高いようだ。
また、同社は17日付で、2017年後半より、北米向け新型「マツダ CX-5」にディーゼルエンジンを搭載すると発表した。独VWの不正発覚以降、世界の自動車メーカーが環境性能の高い電気自動車(EV)などに経営資源を投入し、ディーゼルエンジンの開発投資が縮小傾向にあるほか、開発を取りやめるトレンドにあるという。マツダのディーゼルエンジンは環境性能が高く、日本よりも厳しい米国の環境規制に合わせるため、来期の投入となったようだ。
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