不二精機は配当性向３０％目標、２０１８年１２月期増配の可能性

不二精機株価は上昇トレンド

トヨタ自動車、ホンダなどを主要顧客に持ち２輪車バイク、４輪自動車部品向けに射出成型、精密金型の老舗関西企業。トヨタやホンダが海外での生産増加により、同社も東南アジアで２輪車、４輪車向けが需要増。

足元の業績は２０１４年～２０１５年度は赤字が続いたが、２０１６年度に黒字回復で復配３円配当、２０１８年度は増配の可能性が高まってきている。営業利益率が上昇しており２０１７年１２月期は売上高５３億９０００万円に対して営業利益は２億８０００万円、２０１８年１２月期は５６億円に対して３億５０００万円と営業利益が改善する見込み。

配当性向は３０％目標、売上高営業利益率は５％以上を目指しており、２０１７年１月～３月期の第一四半期は出だしが低かったが、年後半に伸びる見通しで通期の業績見通しは前年比３４％増の営業利益予想。

テクニカル面では緩やかな株価上昇トレンドが続いており、４月３日に２８８円まで急騰するも、１カ月間の日柄調整を経てチャートの節目となる株価２６０円台の抵抗帯を抜けてくるイメージが伺える。５月２４日に出来高が膨らみ７５万９０００株、ローソク足は大陽線を描き初動の変化が見られた。

不二精機株価チャート引用：ＳＢＩ証券