ブイテクノロジー投資判断
ブイ・テクノロジーが発表した第一四半期決算内容が好感されて、8月14日に株価が大幅高となった。この日の終値は前日比1750円高の20640円、翌15日も21250円の高値まで上昇したが、終値では1700円安の18940円と売られ前日の株高も帳消しとなってしまった。
岩井コスモ証券ではブイ・テクノロジー第一四半期決算は大幅増益で、進捗率もよく好スタート、受注高が減少しても残高は高水準であり下期以降に上向く可能性を指摘。一部の有機EL投資先送りを考慮して目標株価を29300円→28000円へ引き下げ、しかし株価は割安と判断して投資判断「A」を継続とレポートをリリースした。
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ブイ・テクノロジー決算内容は大幅増収増益
第一四半期(2018年4月~6月期)の売上高は前年同期比92%増の155億円、営業利益4.2倍の27「億3000万円、経常利益4.1倍の28億3000万円、純利益4.5倍の19億8000万円と大幅増収増益。
同社は液晶ディスプレー、有機ELディスプレーなどの製造装置、検査関連装置が主力。中国企業、韓国企業がFPD(フラットパネルディスプレイ)製造の設備投資需要が旺盛でアジアなど海外からの大型受注など業績好調。
中国では1辺が2.5メートルから3メートルを超す大型ガラス基板を使用するテレビ用パネル関連の設備投資が継続、ブイ・テクノロジーの受注残高は1150億円に上り先行きも強いトレンド。
しかしアナリストの間では一部海外メーカーが設備投資の先送りを発表していることに懸念を示し、株価が2018年高値32450円から18000円台へ調整していることはディスプレイ製造業界のピークアウトを警戒した先取りが株価に表れているという。
参考2019年3月期第1四半期決算概要(補足説明資料)
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