楽天、過去最高額の社債発行1000億円
東証一部市場に上場するＥＣサイト大手の楽天(4755)が普通社債1000億円を発行すると報じられた。同社が発行する社債で1回の発行資金調達規模は過去最大となる。
楽天社債は機関投資家向けに販売を予定しており、来月６月に償還期限となる2014年発行300億円分の社債や現在ある有利子負債7100億円の返済分に充てる資金使途という。
上場企業は社債発行により低金利で資金調達コストを抑えて資金調達できることから、Ｍ＆Ａ（企業買収）などへの成長投資を行ったりするのが一般的だ。今回は借金をして過去の借金を返済する格好ともみられるが、財務体質を良くすることで将来性の高い次の投資へ備える。
楽天は2016年に２件のＭ＆Ａを行った、ファブリック（フリーマーケットアプリ運営）と爽快ドラッグ（日用品、健康食品、医薬品、ベビー用品を扱うＥＣサイト運営）を買収して傘下に収めている実績がある。
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