VIX指数(恐怖指数)9.77まで低下、1993年12月以来
フランス大統領選挙の決選投票でマクロン氏が勝利、ルペンリスク、北朝鮮リスクの地政学的リスクが2つも後退したことでVIX指数(恐怖指数)は9.77まで下落、1993年12月以来の大幅低下が注目されている。
野村證券ではルペンリスク消滅後のドル円為替予想を6月末までに1ドル=115円を試す展開を見込み、ユーロは目先の上昇局面で利益確定の売りをこなしてユーロ/円は124円近辺を維持していく可能性を示している。
一方で大きな為替変動が見られたのは豪ドルで、フランス大統領選挙から主要通貨に対して全面安となっている。豪ドル安の理由は、ルペンリスクの消滅によるポジションの巻き戻しと、交易条件の悪化と考えられているが、売り込まれたあとは短期的に反発を予想。
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FX関係者からは、ユーロ/ドルの続伸が限定的だと指摘。外国為替市場ではフランス大統領選挙でマクロン氏が勝利することを織り込み済みであり、次の関心事「米FOMC利上げ」へ向いているからだという。
ヘッジファンドは短期筋がユーロ/ドル、ユーロ/円の利益確定売りを出し、本邦生保などはドル/円、ユーロ/円の押し目買いを継続との模様。
テクニカル面では1ドル=112円81銭の一目均衡表の雲の上限を突破したことで、上値の重さが軽くなったと見られ6月14日のFOMCで米国追加利上げがハッキリするまでは112円~114円のレンジで推移するとの予想。
ニューズウィーク
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