そーせいグループが買収したHeptares社を高く評価
そーせいグループ(4565)が実に6営業日ぶりに急反発。一時、前日比780円(6.2%)高の1万3270円まで買われている。同社は8日付で、ケモカイン受容体ファミリーの一種であるCCR9受容体の高解像度X線結晶構造解析に子会社ヘプタレス社の研究者が成功したと発表した。
ケモカイン受容体をターゲットととして臨床開発段階へ進んだ50種の薬剤のうち、これまでに上市されたのはわずか2剤で、成功確率が低い背景には、ケモカイン受容体の作用機序が十分に解明されていないことや、構造情報が不足しているために開発候補化合物を最適化することができないことが原因として考えられているという。ヘプタレス社では、今回新たに得られた情報が、ケモカイン受容体に対する低分子治療薬の開発の成功率を高めるものと期待してるという。
アナリストサイドでは、そーせいグループが2015年に買収したヘプタレス社を高く評価する向きが多く、きょうはヘプタレスの研究者による難解な研究の成功を素直に好感した買いが入っている可能性がある。 (そーせいグループ:5%ルール:レーティング一覧)
子会社Heptares 社の研究者がCCR9受容体の構造を解明、全てのケモカイン受容体ファミリーに対する構造ベース創薬が可能に
子会社Heptares社によるG7 Therapeutics AGの株式の取得に関するお知らせ
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