2016年末の日経平均株価予想を500円引き下げ1万7000円に

日本株投資戦略

2016年末の日経平均株価予想を500円引き下げて1万7000円

日経平均株価が1万7000円を超えずにモタつく相場展開が続いている、日米の金融政策決定会合、米司法省がドイツ銀行に対して巨額な和解金を求めドイツ銀行経営危機が世界株安を招き、1ドル=100円水準が落ち着いた円高で日本株を買いにくい環境となっている。

日銀がETF買入れにより、年間6兆円もの巨大資本で日本株を支えることは、下値不安が少ない反面、その効果は官製相場と言われ外国人投資家による日本株離れが始まっているのが上値を追えない大きな理由のひとつとなろう。

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外国人投資家の売り越し、日銀の買い越し

9月第3週に外国人投資家は1019億円(現物)を売り越し、これで4週連続の売り越しとなった。みずほ証券のレポートによれば、外国人投資家は(1)日銀のETF購入を迷惑だと考えている、(2)安倍政権の労働市場改革など構造改革が遅い、(3)日本企業のコーポレートガバナンスが不十分との理由を列記している。

こうした背景からみずほ証券は日経平均2016年末予想を1万7500円から1万7000円に引き下げ、2016年度末1万8500円から1万8000円へ引き下げている。

外資系証券売買動向データ
http://jpxnikkei400.com/

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