5月相場はリスクオン、日経平均株価年初来高値
5月に入り株式相場の見通しは強い上昇が期待されている、北朝鮮地政学的リスクの鎮静化、フランス大統領選挙は史上最年少で中道系のマクロン大統領の誕生が2つの地政学的リスクを消化した。
日本株はテクニカル分析的にチャートの重要な節目となる安値を4月14日~17日につけてから反発、騰落レシオが一時70を下回ったことから過去の例にもれず大幅反発した。
これまでは累積売買代金の多い価格帯1万9000円~1万9500円を上回るのは相当のパワーが必要とみられていたが、意外に簡単にこなしてチャート上値の節目となる3月13日高値1万9633円を超えたことにより日経平均株価2万円へ上昇する可能性が高まってきた。
日経平均株価年初来高値更新チャート:カブドットコム証券
日経平均2万円まで上昇も戻り売りスタンス
みずほ証券では日経平均株価2万円までの上昇する可能性があるとしながら、今週は5月12日にSQ(オプション特別清算)を控えており乱高下を伴い、5月8日からSQ辺りに高値を形成する可能性あり、1万9800円超からは戻り売りの水準と考え6月頃までに2万円~2万500円が上値抵抗帯になると解説。
米国大統領選挙後、大量の空売りが積み上がっている
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では外部環境の好転を受けて、連休明けの日本株は強い基調を予想。短期的に信用期日迎えによる買戻し圧力、エリオット波動は第3波の上昇入り、通算で第3波は5000円~8000円規模の上昇となり最小でも日経平均株価は22000円~23000円を目指すと解説。
補足すると11月の米国大統領選挙以来、信用取引による空売りが大量に積み上がっている。トランプ大統領当選確定の11月から12月にトランプラリー上昇で銀行株などは12月9日~16日ころに高値をつけており、空売りの買い戻し信用期日が6月10日近辺にあるため、北朝鮮関係で軍事行動など地政学的リスクが発生しない限り6月に米国利上げ、日米金利差が広がりドル買いが進み1ドル120円以上の円安方向へ、円安・株高への条件が揃う。
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