FX見通し・株式見通し
クレディスイス証券
電子部品セクターのレポートでは、スマホ向け電子部品は3~4月強い取り込みが続いていたことや、iPhoneの生産計画が下方修正されたことなどから、5~6月にかけて一部調整が見られていると指摘。受注関連は3月から4月前半について大きく増加、その反動で4月後半~5月上旬が調整局面にあるとして、スマホ関連デバイス全体では6月ごろまでは調整局面、7月以降の回復を想定。5Gは堅調に数量を拡大していることから、村田製作所と太陽誘電は「コンテンツ増の恩恵を享受できる環境が整いつつある」と評価しています。
メリルリンチ証券
為替見通しでは、ドル不足に加え、経常収支悪化と投資家のドル押し目買いが3月のドル円上昇の理由と指摘。本邦経常収支は4月も悪化の可能性があるとしながらも、原油安と輸出の緩やかな回復で5月以降は持ち直しの公算が大きいと解説。公的年金勢の外株配分は目標近くの可能性もあるとして、オープンドル債の妙味は低く、円需給は暫く良好と予想しています。
SMBC日興証券
日経平均株価テクニカル分析では、今週初頃までに主要株価指数の多くが当面のフシにほぼ到達、日経平均も戻り限界のひとつとみていた2万0370円処に到達したと指摘。米国や日本を中心にもう一段のエクステンションが生じるか、それともこのまま中間反騰が終了し調整が再開するかの分岐点とみて、反落が限定的なもので止まるなら一段の反騰の可能性が残り、このまま反落が拡大し始めると中間反騰が終了、調整が再開する公算が大きいと解説。最も強い米ナスダック指数と最も弱い新興国市場(ボベスパ指数、ジャカルタ総合指数など)が先行指標になると分析しています。
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