アナリストレポート拾い読み
大和証券アナリストレポート
カーボン、セメント、紙パルプ、ガラスセクターのレポートでは、カーボンは堅調な黒鉛電極の販売を背景に良好な業績が予想され、フォーミュラ化が進展すれば業績悪化リスクは低下すると指摘。パルプは、値上げ幅と原燃料動向が注目点になるとみて、段ボールは原紙相当程度、印刷用紙は低水準の在庫等を背景に値上げ浸透を予想。セメントは、来期業績改善が期待できるものの、国内セメント以外の事業に不透明感が残るとみて、ガラスは、成長に向けての種蒔きが順調に進捗しているも、欧州景気悪化影響を警戒。セクター選好順位をカーボン>セメント・紙パルプ>ガラスの順に設定。個別では、東海カーボン、日本カーボン、ニチアスを買い推奨しています。
SMBC日興証券アナリストレポート
紙パルプセクターのレポートでは、1月から洋紙の値上げがほぼ満額浸透、段ボール製品も値上げが浸透しつつあり、製紙メーカー各社の20.3期業績の増益確度は高いと指摘。消費増税後の駆け込み需要反動減を乗り越え市況を維持できるかに注目して、業種格付け「中立」を継続。個別では、値上げ以外にも増益余地がある王子HDと北越コーポレーションを買い推奨しています。
クレディスイス証券アナリストレポート
自動車部品セクターのレポートでは、短期的に市場の見方が変わり得る好材料として、中国を中心としたグローバル自動車需要見通しの改善に着目。中長期的には次世代技術開発などに要す先行投資に対するリターン回収の可否やタイミングが重要性を増すとみて、欧州系サプライヤーのリターンは過去のピーク水準を大きく下回ることに対し、日系のリターンは改善傾向と解説。優勝劣敗が進むとみて、電動化技術の収益化を果たしているデンソーとアイシン精機を買い推奨しています。
東海東京証券アナリストレポート
テクニカルでは、年初からのリバウンド相場により、上値余地は小さくなっていると指摘。利益確定からポジションを減らしつつ選別投資を強化し、個別での利益の積み上げを継続したいとして、年初来高値を更新した銘柄のトレンド逆転が警戒サインや明確な売りサインになると解説。日本の中国関連景気敏感株(設備・ロボット・半導体関連)はテクニカルで売り警戒サインが出ているため、日本株の上値を抑える要因になる可能性があるとコメントしています。
大和証券アナリストレポート
小売セクターのレポートでは、実質賃金の増加がプラス要因に働くものの、センチメントは低下傾向と指摘。消費増税後は消費者の節約志向が更に強まると予想されるも、前回に比べ影響は小さいとみて、インバウンド需要に過度の悲観は不要と解説。中長期スパンで、中国の規制強化などに伴う影響は実需の伸びでカバーできると考え、株価調整が進みセクター全体でバリュエーションの高さは解消されたと評価。サブセクターでは、ドラッグストアとスーパーを「オーバーウエイト」、百貨店、衣料品、家電、家具・ホームセンターを「ニュートラル」、コンビニを「アンダーウエイト」に設定。個別では、イズミをトップピックに、Jフロントリテイリング、セブン&アイ、丸井、サンエーを推奨しています。
ゴールドマンサックス証券アナリストレポート
電力・ガスセクターのレポートでは、ファンダメンタルズが安定、世界経済の変動影響を相対的に受け難いため、市場の中でディフェンシブ的な動きを示す可能性が高いと指摘。ファンダメンタルズについては、年前半は、前年後半の油価下落に伴うタイムラグ影響で利益が膨らみやすいとみて、19.3期通期決算時には複数の電力・ガス会社が増益計画を公表すると予想。個別では、関西電力と北陸電力を買い推奨しています。
三菱UFJモルガンスタンレー証券アナリストレポート
エリオット波動テクニカル分析から、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は2018年12月安値から「サード・オブ・サードの強気相場入り」との認識。空売り比率の高止まり継続、昨年10月1日から3月7日までほとんどの期間で空売り比率が40%超えとなっており、買戻しのエネルギーが大きく蓄積されていると解説。目先の日経平均株価は「近くて遠い200日移動平均線、短期的な調整入りか?」としている。
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