MSCI銘柄入替発表、昭和電工が新規採用、スルガ銀行が除外

MSCI銘柄入替 日本株投資戦略

MSCI JAPAN スタンダード指数

日本株運用担当なら世界中の機関投資家がインデックスファンドで関与するケースが多いMSCIスタンダードインデックス、日本時間8月14日早朝にMSCI定期銘柄入替が発表された。

新規採用銘柄は昭和電工(4004)、除外銘柄はスルガ銀行(8358)で、今回は1銘柄の入替で全体的なインパクトは軽微だが、個別ではパッシブ運用のインパクトが大きい。

昭和電工はパッシブ需要633万株、売買日数2.87、スルガ銀行はパッシブ需要がマイナス763万株、売買日数マイナス0.63となる。MSCI秋の銘柄入替で日本株はFIF変更3銘柄、株数変更51銘柄、137億円の純資金流入となった。

先回り投資家による株価変動を狙った売買が意識されるが、実施は8月31日引け後となる。

FIF&株数変更でパッシブ(指数連動型)ファンド売買需要上位10銘柄は、新規採用となった昭和電工を筆頭に、パーク24(4666)、日清食品ホールディングス(2897)、ソニー(6758)、武田薬品工業(4502)、トヨタ自動車(7203)、ネクソン(3659)、名古屋鉄道(9048)、ソフトバンクグループ(9984)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)。

パッシ需要下位10銘柄は、アステラス製薬(4503)が株数の変更でマイナス390万株を筆頭に、除外銘柄となるスルガ銀行が763万株、NTTドコモ(9437)、KDDI(9433)、三井物産(8031)、信越化学(4063)、塩野義製薬(4507)、静岡銀行(8355)、丸井グループ(8252)、大東建託(1878)となっている。

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