3月末は配当狙いシーズン
株式相場はクラッシュしてからリバウンド基調となってきた一時は日経平均株価予想PER13倍割れ、日経平均株価EPS1650円と割安な水準にある。日本株投資戦略として、どんな荒れた相場でも確たる理由がある銘柄は上昇する、今回の下落局面は絶好の買い場となろう。
銀行系大手証券が推奨する投資テーマと注目株を一覧にしたレポートがリリースされた。その中から「キャッシュリッチ企業」と「高配当利回り株」は是非とも注目しておきたい分野だ。
キャッシュリッチ企業
財務内容が良好な企業は投資対象として不安が少ない、リスクを減らしリターンを追求する投資家は銘柄選びに「キャッシュリッチ企業」は欠かせない。キャッシュリッチ企業は株主還元で増配、自社株買いの可能性が高く、持合い解消への圧力が高まる可能性から株価にポジティブ要素を持っている。
キャッシュリッチ企業 | 株価(2/26) | 投資評価 |
信越化学(4063) | 11460 | オーバーウェイト |
小野薬品(4528) | 3060 | オーバーウェイト格上げ |
ヒロセ電機(6806) | 15550 | アウトパフォーム |
高配当利回り株
3月末に向けて配当権利取り狙いの投資家が季節的な行動を起こす。高配当利回り株はキャピタルゲイン、インカムゲインの両面から投資対象として有効。特に権利付き最終売買日に向かって株価が上昇するケースもあり、投信などは高配当利回り株を好む傾向が強いことも大口の買い需要が株価を支える要因ともなろう。
高配当利回り株 | 株価(2/26) | 投資評価 |
TOTO(5332) | 5760 | レーティング「1」 |
SANKYO(6417) | 3830 | 目標株価引き上げ |
日産自動車(7201) | 1129 | JPモルガンが格下げ |
インヴィンシブル投資法人(8963) | 48950 | レーティング「BUY」 |
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