シャープ有機ELディスプレイに出遅れ
東証二部市場ではシャープ(6753)の値下がりが目立っている。朝方は売り気配から始まり、前日比22円安の382円で寄り付き、午後1時18分には27円安の377円まで下げ幅拡大となっている。
シャープ株は出来高を伴って下落しており、東証二部市場の売買代金ランキング1位、値下がり率ランキング4位となった。シャープは業績回復から4月3日に株価504円まで上昇、時価総額は2兆4000億円を超えて京セラの時価総額を超えたと話題になったばかり。
売りの背景にはグーグルが韓国LGに有機ELパネル供給を要請と伝わっている。サムスン、LGなど韓国企業に比べて日本企業は有機ELディスプレイ製造に出遅れていると見られたようだ。東証一部ではジャパンディスプレイ(6740)が同様に値下がり率25位、前日比4%安の240円と売られている。
株価チャートは504円を天井に続落となって75日移動平均線まで到達。テクニカル面では中長期上昇トレンドを維持するには、75日移動平均線を死守しなければならないとみられている。
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