相場回復のための二つの条件
FANG米国株の上昇が10月上旬まで続き、日本株もかなり強い上昇相場だったが10月11日から相場が急変して、日経平均株価1000円安の急落や年初来安値更新という相場に投資家は翻弄されている。
SMBC日興証券は「相場回復のための二つの条件」、「ブルシナリオ、ベアシナリオの両方が描ける「正念場」」と、米国長期金利上昇から株式市場の急落相場を解説したレポートを発行している。
相場回復の二つの条件に、米国以外、とりわけ中国景気が最悪期を脱して米国一強体制が良い意味で崩れること、第二に貿易戦争の先行きに一定の展望が得られ企業センチメントの劇的悪化が回避されると挙げている。
11月のターゲットリスト
11月のターゲットリストは、来期業績の裏付けのある銘柄、リバーサルが起きた時にパフォーマンスが改善される銘柄を中心に選別したという。今回は8銘柄を新規採用入替、セリア(2782)とデンソー(6902)は継続銘柄となっている。
珍しくトヨタ自動車(7203)、三菱商事(8058)、三井不動産(8801)のような大型株が採用され、リバウンド相場に東証一部の主力大型銘柄へ資金が集中すると描いているのだろう、黒鉛電極で業績絶好調の昭和電工(4004)も下落局面からのリバウンドが狙い目と予想されている様子だ。
SMBC日興ストラテジー・マンスリー11月号 | 株価(10/29) | |||
2267 | ヤクルト本社 | New | 食品 | 7,760 |
2782 | セリア | 小売 | 3,550 | |
3861 | 王子ホールディングス | New | 紙パルプ | 767 |
4004 | 昭和電工 | New | 化学・繊維 | 4,540 |
4324 | 電通 | New | メディア | 5,270 |
6902 | デンソー | 自動車部品 | 4,908 | |
7013 | IHI | New | 機械造船プラント | 4,130 |
7203 | トヨタ自動車 | New | 自動車 | 6,426 |
8058 | 三菱商事 | New | 商社 | 3,157 |
8801 | 三井不動産 | New | 不動産 | 2,592 |
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10月のターゲットリストSMBC日興証券が新規6銘柄
10月の参考銘柄・投資環境は強気 SMBC日興証券が月間参考銘柄となる「10月のターゲットリスト」を公開した。今回は新規に6銘柄の入替で、株式市況の好転から積極的な投資スタンスに代わってきたことが感じられる内容となっている。 レポートでは「...
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