TOP > 大引け市況
午後12時30分から午後3時までの取引を「後場」と呼びます。東京証券取引所の方針で日本株は取引時間が前場と後場にわかれており、午後3時で1日の取引を終え「大引け」と呼びます。
大引け市況とは、その日に株式市場で値上がり、値下がりの理由など、市場関係者の間で話題となったことを取材のうえで市況解説した物です。
「クレディスイス証券、売られ過ぎの投資機会4銘柄」が話題、錢高組(1811)、土木管理(6171)がリニア新幹線関連でストップ高
8月28日大引けの日経平均株価は561.88円高の19,136.32円、TOPIXは49.39ポイント高の1,549.80ポイントで終了。東証一部の出来高は概算で29億5,977万株、売買代金は3兆941億円、値上がり銘柄数1,822、値下がり銘柄数61、変わらずは11、終値で19,075円を上回り週足では陽線となった。
リニア新幹線関連の銘柄が大賑わい、錢高組(1811)が朝から買い気配でストップ高、日本コンベヤ(6375)が東証一部市場の値上がり率ランキングトップ、新規上場したばかりの土木管理総合試験(6171)はストップ高まで買われるなど波及効果が大きかった。建設株が活況で大成建設(1801)、大林組(1802)、清水建設(1803)などのスーパーゼネンコンは25日移動平均線も上回り、銘柄によっては年初来高値に接近する強い値動き。
レーティング格上げや目標株価の引き上げからは、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、アダストリア(2685)、カプコン(96979、バンダイナムコHD(7832)、味の素(2802)、三井化学(4183)など大幅高。伊藤忠商事(8001)は業績観測記事で約8%の上昇、三井物産(8031)、三菱商事(8058)など商社セクター全体のけん引役となった、今日はWTI原油先物が急上昇したことから国際石油開発帝石(1605)、石油資源開発(1662)など原油関連や住友金属鉱山(5713)など資源関連が買われたことも注目された。
マーケット関係者の間では、「クレディスイス証券、売られ過ぎの投資機会4銘柄」が話題になった。欧州大手証券のクレディスイス証券がリリースし た日本株ストラテジーレポートで、「持つべき銘柄」に触れた。
8月17日からTOPIXは17%下落してボラティリティが大きい相場ではミスプライシングが生じるとして、堅調なファンダメンタルズなのに売ら れ過ぎの銘柄として4銘柄を紹介している。売られ過ぎの持つべき株、ライオン(4912)、新生銀行(8303)、清水建設(1803)、太平洋 セメント(5233)が紹介されていた。