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アナリストレポート拾い読み(1月15日)

【野村證券】
外食セクターのレポートをリリース。各社の既存店売上を見ると、勝ち組と負け組
の業績格差が徐々に開き始めていると指摘。勝ち組への条件として、競合他社
が簡単に真似できない「差別化要因」があること、時間帯別商品展開の展開や
新立地へ進出など「新しい成長軸」を打ち出していることと分析。個別ではスタ
ーバックス コーヒー、サンマルクHD、ハイデイ日高、トリドール、サイゼリヤを参考
銘柄として紹介しています。


【ドレスナー証券】
日本の消費は実質賃金の伸び低迷を受けて停滞しているため、全体的なGDP
成長率は輸出に大きく依存していると指摘。設備投資は2008年に再び比較的
低迷する公算が大きいものの、来年コアインフレ率が小幅上昇し成長率が若干
好転すると分析。日銀は今年後半以降、金利正常化プロセスを開始すると予
想しています。


【メリルリンチ証券】
銀行セクターのレポートでは、今月末の第3四半期決算発表で業績下方修正が
なければ、過度の不安感は後退すると解説。メガバンクの今期会社予想は、経
常利益ベースで数100億円程度のバッファーがあり、よほどのことがない限り下方
修正の確率は低いと分析。過度な悲観論で株価が昨年安値近辺まで下落し
た場合、魅力的な買いチャンスが訪れると解説しています。


【UBS証券】
ITサービスセクターの決算を予想。各社10〜12月期営業利益は会社計画を上
回る進捗となっているものの、マクロ変化に対する懸念もあり通期ガイダンスの上
方修正はないと分析。決算内容がポジティブになりそうな銘柄として野村総研、
トレンドマイクロ、電通国際情報をピックアップ。中立予想の銘柄として新日鉄ソ
リューションズ、NTTデータ、トランスコスモス、アプリックスを紹介しています。


【東海東京調査センター】
相場は足元の割安・割高より、今後の景気や企業業績の方向性を重視する習
性があるので、景気の下ぶれ懸念が強いうちは、割安シグナルも放置されるリスク
があるとコメント。投資アイデアとして値上げ報道が相次いでいる食品業界に注目
し、3月から値上げを打ち出しているキッコーマンや、味の素などを紹介しています。


【ゴールドマンサックス証券】
過去に米国が景気後退に陥った際の株価パフォーマンスを見ると、日本株と米国
株は景気後退局面最悪期かその後に底入れする傾向があると指摘。日本株の
現在のバリュエーションも歴史的な低水準にあることから、株価の下落余地は比
較的限定的との見解で、当面はディフェンシブセクターに注目。同証券では年後
半にかけて相場が転換点を迎えるとの見方から、景気敏感セクターに再び投資す
る機会を探って行きたいとコメントしています。


【ドイツ証券】
エクイティフォーカスリスト(向こう3〜6ヶ月間に力強くアウトパフォームする可能性が
最も強いと考えている20銘柄)を更新。ソニーフィナンシャルHD、商船三井、ニコ
ン、ウシオ電機、JSRを追加。コニカミノルタHD、オリンパス、大和証券G、三菱レ
イヨン、川崎重工を削除しています。


【クレディスイス証券】
造船セクターのレポートをリリース。同証券では造船株全般に対する厳しい状況を
予想しながらも、バルチックドライ指数が例年春先に上昇しやすいことや、当面の
業績が堅調なこと、海運株のTOPIXに対するアンダーパフォームが止まりつつある
ことを指摘。造船株は一旦反発する可能性があると予想しています。