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アナリストレポート拾い読み(1月9日)
【日興シティ証券】
食品セクターのレポートをリリース。円高進行と景気減速懸念により、投資の矛先
がディフェンシブセクターへシフトしやすい局面にあることや、国内外の価格上昇に
よる利益拡大が見込めるためセクター投資判断を「やや強気」に設定。個別では、
海外事業での利益拡大が見込めることなどから味の素、JT、東洋水産に注目し
ています。
【モルガンスタンレー証券】
日本市場投資戦略では、米国の景気後退が輸出産業に悪影響を及ぼすため、
内需シフトへのタイミングを指摘。同証券では自動車関連のリバウンドはあっても
小さいとみて、価格支配力を中期的なテーマにできる食品セクターに注目。フォー
カスリストからは、スタンレー電気を除外、キリンHDを新規採用しています。
【東海東京調査センター】
来週のウィークリーでは、景気ディフェンシブセクターや、配当利回り面で割安感の
ある銘柄をピックアップ。武田薬品、三井物産、デンソー、久光製薬 日本コマー
シャル投資法人を紹介しています。
【クレディスイス証券】
2008〜12年の5年間に日本の総生産人口は年率0.7%減少するものの、マクロ
的に産業の効率化で補えない数字ではないと分析。日本株ロングタームコア25
銘柄として、日揮、博報堂DY、不二製油、三菱ガス、宇部興産、第一三共、
富士フイルム、住友電工、東芝、日本電産、ソニー、キーエンス、いすゞ、日信
工業、スズキ、三井物産、ユニチャーム、高島屋、ケーズHD、野村HD、JR西、
ヤマトHD、NTT データ、カプコン、ソフトバンクを取り上げています。
【メリルリンチ証券】
鉄鋼セクターのレポートをリリース。鉄屑価格先行指標の米国ファクトリーバンドル
価格が急騰したことを受け、コスト上昇を受けた電炉メーカーが値上げを積極的
に行う一方、高炉メーカーの原料コストに変動が余り無いため、高炉メーカーは
鉄屑価格上昇がポジティブになると指摘。相対的に恩恵が大きい銘柄として、
JFEホールディングスと住友金属を紹介しています。
【三菱UFJ証券】
08年の中小型株相場は長期低迷から脱し上昇に転じる可能性が高いと指摘。
これまでの下落理由が解消に向かっており、世界的な流動性の供給は中小型
株の騰勢誘引材料につながりやすいと解説。セクターでは当面はネット株が牽引
役、その後は、個人消費関連株にも資金が流入すると分析。中小型推奨銘柄
としてカカクコム、日本マクドナルド、ワンダーコーポレーション、ツルハHD、サンマル
クHD、セーレン、関東電化、上村工業、山洋電機、日新電機、日本電波工業
、SUNX、日本マイクロニクス、KIMOTO、JSP、サンリオ、吉本興業、ベネッセをピ
ックアップしています。
【ドイツ証券】
証券セクターのレポートをリリース。10〜12月の投資銀行業務は、M&Aが回復傾
向にあるもののエクイティファイナンスは低調に終わったと指摘。今期は例外的に
大型案件の少ない期であったものの、来期以降は大型案件が見込やM&Aの増
加傾向が見込めることなどからセクター投資判断を据え置き。リスク要因としてう
業績悪化や改善、競争激化に伴う事業収益性の低下、投資家保護が一層強
化された場合の預かり資産の伸び悩み、キャピタルゲイン・配当に対する10%の
軽減税率が撤廃された場合の株式売買代金の減少などを指摘しています。