TOP > アナリストレポート拾い読み
アナリストレポート拾い読み(12月19日)
【メリルリンチ証券】
重機セクターのレポートをリリース。同証券では新造船価格の上昇に伴い、造船
事業の利益貢献度が上昇すると予想。また、新興国向けのインフラ整備関連製
品の売上拡大が続き、源価格の上昇に伴い省エネルギー対応の機材・設備へ
の更新・新規需要が各分野で活発化していると解説。重機セクターの収益は、
当面拡大基調が続くと予想しています。
【モルガンスタンレー証券】
08年度に注目できる自動車部品銘柄を3組に分類。第1グループはデンソーとア
イシン精機で、アジアの利益成長が想定以上と評価。第2グループは小糸製作
所、カルソニックカンセイ、スタンレー電気、エクセディ。このグループは企業固有の
要因で08年度増益の確度が高い銘柄群と解説。第3グループはブリヂストンと住
友ゴム。マクロ環境が厳しさを増せば安定的なタイヤ交換需要が期待でき、原
材料市況の下落期待に注目が集まる可能性は高いと解説しています。
【日興シティ証券】
テクノロジーセクターのレポートをリリース。総合電機・半導体は「やや強気」を継
続。重電やソフトサービスが底固く利益を稼いでおり、年末商戦などの動向に短
期的に振られるリスクが小さいとの見解で、三菱電機がトップピック。民生用エレ
クトロニクスは短期「中立」。株価上昇は1月まで期待できると予想しトップピック
はソニー。電子部品、精密機器・SPEは「中立」、電子材料・ガラス・印刷は「や
や弱気」を継続しています。
【みずほ証券】
銀行セクター投資戦略では、大手行セクターに対する投資判断「やや強気」を
再度強調。短期的には資金利益の増益を支援材料に底堅い株価展開を想
定。長期的には銀行業の資産収益性は緩やかな改善トレンドの途上にあると
解説。これに適切な資本管理が加われば、中長期的なEPS成長は必ずしも
悲観すべきものではないとコメントしています。
【新光証券】
テクニカル分析では、日経平均は12月SQ値(15513.61円)を維持しているものの、
TOPIXは12月SQ値(1514.61)を下回っていることから調整局面の強まりを示唆す
る状態と指摘。25日移動平均線を下回り、8月安値(15273.68 円)やオプション
の権利行使価格15000円を下回ると、裁定解消売りによって予想以上の下落
を誘発すると予想。今週下落した後に、来週は一旦反発し、年明けから3月に
かけて幾度か安値形成するパターンをシュミレーションしています。
【東海東京調査センター】
来週のウィークリーでは不安定な投資環境は続くとの見解から、信用倍率が低
い銘柄とPBR、PERなどの投資関連指標に割安感がある銘柄を重視。アイシ
ン精機、マツモトキヨシHD、ニチコン、シスメックス、大豊工業を紹介しています。