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アナリストレポート拾い読み(12月14日)

【ドイツ証券】
シリコンウエハ関連のレポートをリリース。10月の出荷伸び率はさらに鈍化したもの
の、デバイスメーカーの200mmラインか300mmラインへの生産シフトなどを背景に、
12インチウェハの出荷は今後も拡大すると解説。個別銘柄では12インチウェハで
市場シェアが高い信越化学工業の強気のスタンスを継続しています。

【ゴールドマンサックス証券】
テレビセクターのレポートをリリース。時価総額の40%にもおよぶ純金融資産を保
有し、 フリーキャッシュフローを計上し続けている民放の株価が解散価値であるB
PSを下回るのは異常と指摘。個別ではフジテレビの大幅減額修正はコスト上昇、
通信販売および映像音楽ソフト事業の下振れが理由で、日本テレビは番組制
作費の抑制と映画およびショッピング事業の好調が利益を押し上げると分析して
います。

【東海東京調査センター】
日本株は各国市場と比較して株価調整が進展しており、バリュエーション面での
割安感が強まっていると指摘。中期的視点から、企業の業績動向を睨んだ銘柄
物色が徐々に進展してくることに期待したいとコメント。同調査センターでは、来
期に大幅増益が期待される銘柄をスクリーニング。収益急回復が予想されている
カルソニックカンセイ、月次売上げが回復基調にある日東電工、海外市場展開
で先行するディフェンシブ関連銘柄としてシスメックスなどをピックアップしています。

【大和総研】
後発医薬品セクターのレポートをリリース。今年度以降、売上高の大きい新薬の
特許が相次いで切れる予定で、後発医薬品の普及に弾みがつくと指摘。後発
医薬品市場は08年度に約5600億円に上るとの試算もあり、市場拡大が続くと
解説。後発医薬品メーカーや、後発医薬品の処方に積極的な調剤薬局は業
績拡大が期待できるとして、日医工、東和薬品、沢井製薬、日本化薬、あす
か製薬、科研製薬、日本ケミファ、富士製薬工業、キョーリン、日本調剤、アイ
ンファーマシーズを紹介しています。

【モルガンスタンレー証券】
決算後3メガバンクの株価は20%から30%上昇し、TOPIXをアウトパフォームした
ことで株価はいったん調整すると予想。同証券ではメガバンクの収益の伸びはあ
まり大きくないと考え、国内貸出金の横ばいや、倒産件数の増加、新規住宅ロ
ーン市場の縮小傾向から役務取引利益は鈍化していると指摘。短期的には銀
行株にポジティブなタリストはないとコメントしています。

【メリルリンチ証券】
11月のマンション月次売れ行きが悪化したことを受け、今回の統計はややネガテ
ィブサプライズと指摘。しかし、今後は売れ行き回復を織り込む展開を予想し、08
年3月期は過去に開発した好採算のマンションの計上、ビル賃貸での賃料上昇
などで販売戸数の減少をカバーする見通しと解説。中堅デベロッパーはマンション
分譲の利益構成が低い会社、マンション在庫の低い会社が、マーケットでに高く
評価されると予想しています。

【S&P】
地銀5行の格付けやアウトルックを引き上げ。静岡銀行、山口銀行、北陸銀行
の3行は、長期カウンターパーティ格付けをそれぞれ1ノッチ引き上げ、山口銀行と
北陸銀行は銀行基礎信用力格付けを、静岡銀行では短期カウンターパーティ
格付けをそれぞれ1ノッチ引き上げ。3行とも長期カウンターパーティ格付けのアウト
ルックは安定的に設定。千葉銀行、群馬銀行は、格付けを据えおくものの、アウ
トルックを「ポジティブ」に変更。伊予銀行は、同行からの依頼に基づき、短期カウ
ンターパーティ格付けを新規に付与。「ポジティブ」に設定しています。

【みずほ証券】
精密機器セクターのレポートをリリース。デジカメの拡大基調、事務機、分析、制
御系の安定的な成長が見込まれることを考慮すると、半導体・液晶の減速によ
る精密機器セクターの減速懸念は杞憂に終わると予想。セクター投資判断は「
やや強気」を継続、個別ではニコン、タムロン、堀場製作所、山武を紹介してい
ます。