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アナリストレポート拾い読み(12月7日)

【野村證券】
米国政府によるサブプライムローンの借り手救済策は、株式市場にとって一定の
意義を持つものの、夏場以降の信用収縮相場の最終解決策とにはならないと
指摘。最終的には金融機関の資本不足問題深刻化に対し、何らかの公的関
与が示され、市場に安心感が生まれることが必要との見解。株式市場はリバウン
ドを経て、08年年明け以降政策展開を求める「信用収縮相場」最終局面に入
ると想定しています。

【メリルリンチ証券】
放送・広告セクターのディスカッションのため、英国とアイルランドの投資家25件を
訪問。放送局3社がPBR1倍割れの状況に対し、リバウンドの可能性を探ってい
る投資家が多かったと報告。ファンダメンタルズよりも経営スタンスへの質問が多く、
同証券では株価のリバウンドは短期で終わる可能性が高いと予想しています。

【モルガンスタンレー証券】
日本市場投資戦略では、リバウンドは期待できるが消費回復などへの見通しは
不透明とコメント。資本財・サービスセクターをを「オーバーウエイト」から「マーケット
ウエイト」へ、金融セクターを「マーケットウエイト」から「アンダーウエイト」に格下げし
、公益事業「アンダーウエイト」から「マーケットウエイト」へ格上げ。フォーカスリスト
から住友電気工業を除外しています。

【東海東京調査センター】
今後のマーケットは、実体経済への影響や金融政策を見極めながらの展開と予
想。投資アイデアとして、騰勢を強めている銀行セクター、直近下落のきつかった
海運株や商社株などに注目。個別ではラービグ計画の進展で、来期以降の利
益急回復が見込まれる住友化学を紹介しています。

【ゴールドマンサックス証券】
精密セクターのレポートをリリース。景気減速による先行き不透明感から積極的に
景気敏感株を買える状況ではないとコメント。個別では上方修正の可能性が高く、
利益成長ストーリーがある富士フイルム、マクロに依存しないライフサイクルを持つ
堀場製作所、来期液晶事業の収益性改善が期待され、インクジェットプリンター
のハード売上の減少が利益減少につながらないセイコーエプソン、一眼レフ交換レ
ンズ事業の成長が期待されるタムロン、HDDやLCD関連事業の回復が見込まれる
オハラを紹介しています。

【日興シティ証券】
日本株投資戦略では、イメージと異なり世界の株式相場は史上最高値更新間
近まで上昇していると指摘。来年の大統領選挙、上下院選挙を控えて米国政府
やFRBが対策をとらないことはないと解説。個別では、世界1〜2位の市場シェアを
持つ企業の株価が上昇するとの見方から任天堂、ニコン、オリンパス、イビデン、ファ
ナック、キーエンスを紹介しています。

【大和総研】
精密・半導体製造装置セクターのレポートをリリース。精密セクターの08年度PER
は16.8倍と全産業ベース(14.8倍)と比較して割安感はないと指摘。半導体製造
装置セクターも、08年度予想PERは16.4倍と全産業ベースと比較して割安感は
なく、半導体メーカーの業績見通しに明るさが見えるまで時間を要するとの見解。
注目銘柄としてコニカミノルタHD、ニコン、ディスコを紹介しています。

【JPモルガン証券】
医薬品セクターに弱気のスタンスを継続。新年度の制度改革議論はジェネリック促
進を中心に継続中で、08年度に与える定量的インパクトが大きいと解説。利益推
移は、足元の利益モメンタムに死角はないものの、大型期待開発品の中断や承
認の遅れなども頻発しており、2010年度以降セクター利益は減益に突入すると予
想。若干割安感があることから、短期的リバウンドを予想するも、バリュエ―ション以
外の魅力度は大幅に低下していることが弱気の根拠と解説しています。