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アナリストレポート拾い読み(12月6日)
【ゴールドマンサックス証券】
民生用エレクトロニクスセクターのレポートでは、消費全体にネガティブサインもある
が薄型テレビはまずまずとコメント。民生電機メーカーの第3四半期収益が悪化す
ることはなさそうとの見方を継続し、引き続き海外白物家電の成長力から松下電
器の強い買い推奨を強調。その他、株価に値ごろ感のあるソニーの買いを継続し、
シャープは業績ダウンサイドを見極める時期と位置づけ。セクター投資評価は「ニュ
ートラル」に設定しています。
【UBS証券】
電動工具セクターのレポートをリリース。増収率はマキタの成長率が突出し、2位が
日立工機と指摘。営業増益率もマキタは大幅に増加し、日立工機も好調が持
続しているため、成長力や収益性の割に日本企業は過小評価されていると解説
しています。
【メリルリンチ証券】
ジャパンフォーカスリスト(買い推奨リスト)の入れ替えを実施。目標株価に近づいた
ソニーと反発のカタリストがないオリックスを除外。かわりに松下電器と村田製作所
を新規採用しています。
【JPモルガン証券】
12月14日発表予定の日銀短観を予想。大企業製造業の景況感は9月の23か
ら19に低下し、先行きも一段と悪化すると分析。設備投資計画は上方修正され
ても、過去2年に比べて極めて限定的との見通しで、原材料の高騰と転嫁できな
い製品価格が最大の懸念と解説。すべての業種・規模で業況判断は悪化すると
の見通しです。
【日興シティ証券】
調剤薬局セクターのレポートをリリース。同証券では30%以上の処方箋をジェネリッ
ク調剤する薬局をプラス、30%未満しか調剤しない薬局をマイナスに調剤基本料
で評価する方針が決まったことを受け、ジェネリック調剤に積極的な調剤薬局チェ
ーンは有利になると解説。関連銘柄として日本調剤とアインファーマシーズを紹介
しています。
【ドレスナー証券】
日本株は弱気相場の2002〜2003年に底打ちした時よりも、現在のほうが割安銘
柄が多いと指摘。実績基準益回りが「AAA」格債券利回りの2倍以上の銘柄の比
率や、配当利回りが「AAA」格債券利回りの3分の2以上になっている銘柄の比率、
負債総額が有形純資産以下の銘柄の割合、過去10年の年率1株利益の増益
率が7%以上となっている銘柄数が、現在の方が多いと解説。結果、バリュー投資
家に安心感を与えているとコメントしています。
【いちよし証券】
国内マクロ・ミクロ環境は官製不況と円高もあってやや低調と指摘。米国は信用
不安再燃で、住宅を含め景気は減速明確化と解説。利下げは副作用もあるが
強行する可能性もあり変動の大きな相場を予想。米国景気後退なら資源関連
を避け、地球温暖化関連に物色を絞り込み、押し目買いを推奨。12月の投資参
考銘柄としてディーエヌエー、ぐるなび、東レ、ワークスアプリケーションズ、日本碍子
を紹介しています。