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アナリストレポート拾い読み(11月29日)
【野村證券】
情報サービス・ITソフトウェアセクターのレポートをリリース。銀行、保険、証券など
金融機関を中心に強い需要が続いており、各機関の投資計画や投資のテーマ
から2010年頃までは需要拡大が継続すると予想。個別銘柄では日本ユニシス、
NTTデータ、新日鉄ソリューションズ、インテックHD、大塚商会、野村総合研究
所を推奨しています。
【ドイツ証券】
サブプライム問題は最悪期を過ぎつつあると指摘。世界の株式市場はほぼ最悪
の事態を織り込んだ水準との見方から、極端に割安の日本株は「千載一遇の買
い場」とコメント。日本株は長期上昇相場の途上にあるとの見解で、日経平均は
2008年内に2万円を超え、4〜5年後には3万円を超えていくと予想しています。
【三菱UFJ証券】
アパレルセクターのレポートをリリース。ファンダメンタル面では厳しい企業が多いもの
の、一部では既に改善の兆しを見せていることと、株価の大幅な下落によりバリュ
エーションが低位になっていることに着目。アパレルセクターの投資判断を「ニュート
ラル」から「オーバーウエイト」に引き上げています。
【メリルリンチ証券】
医薬品セクターのレポートをリリース。08年4月薬価改定の大筋がほぼ固まったこ
とを受け、血圧降下剤ARB(武田ブロプレス、アステラスミカルディス、第一三共オ
ルメテック等)、抗うつ剤のSSRI(GSKパキシル、アステラスルボックス)、中外ハー
セプチン、田辺三菱レミケード、ヤクルトエルプラット等の品目が候補リストアップさ
れていると指摘。武田薬品やアステラスの引き下げ率は業界平均を上回ることが
避けられないものの、該当製品の追加引き下げ影響は軽微であり量的拡大によ
って吸収可能と解説しています。
【ゴールドマンサックス証券】
テクノロジーセクターのレポートをリリース。年末から1月末までの銘柄選定として、H
DD関連、液晶関連に注目。逆に、今後設備投資削減の可能性があるNANDや
SPEの保有は減らしたいと解説。HDD関連では、日本電産、HOYA。液晶関連
では日東電工、富士フイルム、日本電気硝子。薄型TV商戦の勝者として松下
電産をピックアップ。東芝、東京エレクトロン、ニコン、アドバンテストは避けるべきと
コメントしています。
【カリヨン証券】
インド及び中国の今後5年間の国内インフラ投資額は合計1兆ドルで、他のアジ
ア諸国等を含めると更に広がるとの見解。関連銘柄としてアイチコーポレーション、
クボタ、コマツ、東レ、中国塗料を紹介しています。
【東海東京調査センター】
日経平均は直近戻り高値の10月11日から11月22日の下げ幅に対する3分の1
戻の15610円や、25日移動平均線の15778円に近づくと戻り売り心理が強まる
と予想。個別では業績好調に加え、PBR面の割安感がある大豊工業と福島工
業に注目しています。
【UBS証券】
小売セクターのレポートをリリース。食品卸価格の上昇は短期的な利幅悪化のリ
スク要因も、中長期的には価格競争力の高いPB商品を拡充し、業界再編に
踏み切るチャンスと解説。個別では、定番商品の単品シェアで他社を圧倒する
セブン&アイHDの取り組みに最も注目。その他推奨銘柄としてニトリとポイントを紹
介しています。