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アナリストレポート拾い読み(11月26日)

【UBS証券】
精密・SPEセクターのレポートをリリース。半導体サイクルがピークアウトしてくること
から、景気敏感のSPEセクターをテクノロジーセクターの下位に引き下げ、利益変
動幅がSPEセクターに対して小さい精密セクターを上位に変更。精密セクター内
の相対順位は、キヤノン>HOYA=富士フイルム>リコー>コニカミノルタ>セイ
コーエプソン。SPEセクターの相対順位は、東京エレクトロン=ディスコ>ニコン=
アドバンテスト>大日本スクリーン=東京精密=横河電機の順に設定していま
す。

【大和総研】
日本株投資戦略ウィークリーでは、2007年度に新興市場に上場した銘柄の中
から割安なものに注目。公開時の予想PERが15倍以下で、営業増益率が15
%以上、増益予想銘柄をピックアップ。ディーブイエックス(3079)、タカギセイコー
(4242)、日本一ソフトウェア(3851)、ネットインデックス(6634)、サムティ(3244)、エ
ルクリエイト(3247)、アークランドサービス(3085)、エーディーワークス(3250)、日本
マニュファクチャリングサービス(2162)、マネースクウェアジャパン(8728)、アルトナー
(2163)、駐車場綜合研究所(3251)、ブロンコビリー(3091)を紹介しています。

【メリルリンチ証券】
現在の株価は大底に近いと指摘。米国の金利低下が日米株のPERをサポート
することや、1ドル=110円近辺での安定や米国景気のリセッション入り回避と、
これ以上原料高が進展しないことを前提に来期も増益基調を予想。個別では、
200日移動平均線からの下方乖離率が大きい銘柄として、大平洋金属、日本
ゼオン、オリックス、三菱UFJリース、ジョイントコーポ、トクヤマ、みずほFG、田辺
三菱製薬、太陽誘電、アマダなどを紹介しています。

【ドイツ証券】
医薬品セクターのレポートをリリース。不安定な株式市場、為替変動、医療制
度改革に係る懸念など株価変動要因は多いと指摘。医薬品株への投資では
短期的な株価変動より中期的な株価変動によるフォワードPERを用いた目標
株価の設定と、それに係る投資判断が妥当と解説。従来はセクター平均PER
18倍を用いてきたものの、今後はセクター平均PERを17倍に引き下げています。

【日興コーディアル証券】
配当利回りと長期債利回りの逆転を受け、過去のスプレッドの縮小は急激な
長期金利の低下を背景としているものの、今回の長期金利は年内追加利上
げの可能性が大幅に低下するなか、低位での推移が見込まれると指摘。また、
企業による配当金の増額は着実に高まっているため、配当利回りの更なる上
昇を予想。日本株市場にとって利回り面からも投資価値を再考するタイミング
が近づいてきたと解説しています。

【ちばぎんアセットマネジメント】
有機EL関連のレポートをリリース。12月からソニーが有機ELテレビを発売するこ
とを受け、テレビは液晶の薄型が主流となっているものの、「高精細・薄型・低消
費電力・高コントラスト・広視野角」が特徴の有機ELが主役の座を奪うと予想。
関連銘柄として、昭電電工、住友化学、日産化学、コニカミノルタ、出光興産、
住友化学、東芝、セイコーエプソン、ソニー、パイオニア、浜松ホトニクス、日立
造船、三菱重工、キヤノンを紹介しています。