ダブル・スコープ株価下落、リチウムイオン電池需要に中国で警戒感

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WSCOPE(6619)が大幅続落、「16年中国エコカー需要:60万台以下の可能性」とのレポート

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ダブル・スコープ(6619)が大幅に4日続落。前日比81円(5.7%)安の1340円まで売られている。

きょうは野村証券が「16年中国エコカー需要:60万台以下の可能性」とのレポートをリリースしており、リチウムイオン電池セパレーター専業メーカーで、中国EV向けにも供給している同社に、収益の悪化を嫌気した売りが出ている。

レポートによると、同証券は25年以上にわたり電池の研究開発や協会管理を行ってきた劉彦竜(Liu Yanlong)氏と議論。(1)16年の中国での新エネルギー車需要は60万台程度という同証券の予想を下回るリスクがある、(2)それでも、7~9月、10~10月にかけては、季節性から材料需要のモメンタムは前四半期比で改善する可能性がある、(3)セパレータでは中国湿式セパレータメーカーの量産体制が加速しており、中国EV向けで日本メーカーを含めた競争が激化する可能性がある、(4)セパレータで競争力を高めるためには、コーティング技術が重要となる、との4点が生じる可能性があると同証券では見ている。

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